あとがき
《關於四個持有負面技能的人聚在一起,不知怎的發揮出相乘效果組成了最強隊伍這檔事》 · 小鈴危一 · 1710 字
本を出すのはこれで五冊目なんですが、実はあとがきというものを初めて書きます。こんにちは、小鈴危一と申します。
みなさんはあとがきって好きですか?
私の場合、以前まではけっこう好きでした。
作品の製作祕話だったり、作者の近況だったり、あるいはぶっとんだギャグだったり……。內容は千差萬別ですが、作家の個性が出ていて、これがなかなか楽しい。もし自分が本を出したらどんなあとがきを書こうとか、作家志望時代はよく妄想していたものです。
ただ……今は嫌いになりました。
理由は簡単。書けないからです。
普段からつまらない人生を送っている弊害でしょうか。ちょっとびっくりするくらい書くことがありません。職場と家との往復ばかりでネタになる近況もなし。かと言って大した製作祕話もなし。自分のギャグセンスにも自信がありません。そうなると、必然的に書けることなんてなくなってしまいます。
擔當様からは一五〇〇字のあとがきを求められているのですが、ここまで書いて五〇〇字未満。どうしましょうねこれ。そもそも一五〇〇字とは四〇〇字詰め原稿用紙およそ四枚分。小學校の作文で四苦八苦した経験を思えば、絕望的な量と言っても過言ではありません。
小學校の作文で思い出しましたが、あのどうでもいい文章を無理矢理ひねり出して書く訓練は、後の人生でとても役に立っている気がします。大學のレポート、仕事の報告書、そしてこのあとがき。社會に出ても使える技術が身につきました。
まだ目標字數の半分にすら屆きません。しかし……希望はあります。あとがきには謝辭が付きものです。あれでたぶん七〇〇字くらいは埋まるんじゃないかな? そういうわけで以降、謝辭です。
まずはイラストレーターのしらび様。本當に素晴らしいイラストを描いてくださいました。カバーの完成版をメールで受け取ったのが平日晝間だったのですが、サムネイルを見た時點で『今これを開いてしまうと仕事にならなくなる!』と直感し、職場で震えながらスマホを仕舞ったことを覚えています。帰宅後にあらためて見てビビり散らかしました。この場を借りて深く御禮申し上げます。
それから擔當のS様。この作品をよりよいものにするべく力を盡くしてくださいました。なんといっても提案力がすごい! メールも早い! ここまで仕事ができると思える人はこれまで出會ったことがなく、『外資系とかにいそうな人だ……』とひそかに衝撃を受けていました。Web連載時に書籍化打診をたくさんもらいましたが、S様のオファーを受けて本當によかったと思います。
それから、Web版を読んで応援してくださった読者のみなさま。アルファポリスでも小說家になろうでも、嬉しい感想をいくつもいただき、本當にありがとうございました。みなさまの応援のおかげで、この作品はこうして本になりました。
その他、ここには書き切れないたくさんの方々。小說とは作家の人生から生まれるもの。私にまつわる様々な因果の果てに、この本が出版される運びとなりました。感謝の念を捧げます。
また現在、コミカライズ企畫が進行中です。
アプリ『マンガUP!』と、少し遅れて『ガンガンONLINE』でも連載予定ですので、配信が開始されましたらぜひそちらもご覧になってください。
なお、原作2巻の予定もありますので、そちらもぜひよろしくお願いします。
さて、謝辭と告知も終わり、目標字數まであとわずかとなりました。目論見通りです。書くことがなくても書き切る、それがプロというもの。無邪気にあとがきを楽しんでいたあの頃と比べると、私もだいぶ成長しました。
みごと一五〇〇字ぴったりに収め、S様に原稿を渡すとしましょう。
それではみなさ

